こんにちは、2022年4月に新卒として入社したt-yamasakiです。
本記事では未経験からITエンジニアとして働きたいと思っている方、インフィニットループ(IL)という会社に興味があるという人に向けて、ILで新卒として過ごした1年間について紹介できれば良いなと思っています。
具体的には、札幌オフィス所属の新卒2人(t-yamasaki、33kingusp)が研修で学んだこと、業務として取り組んだこと、享受した福利厚生や社内制度などについて書いてみました。
4~5月の研修期間
入社後の4~5月の間は各種新卒研修に参加していました。
技術的な研修の内容としては以下のようなカリキュラムがありました。
- Unity
- PHP
- Linux
- MySQL
- Git
- AWS
- ソフトウェア設計
- コンピューター・サイエンス(CS)の基礎
- ネットワーク
上記の他にもソフトスキル研修、マナー研修など普段の生活で役立つことを学べる講義も開催されていました。
研修は基本的にILの先輩エンジニアが講師役となり、座学やハンズオン形式で学んでいくといったスタイルでした。
これらが終わった後に、研修として新卒複数名でチームを作りグループワークを行いました。
グループワークの内容は、実際に「PHPを使ったサーバーサイド」と「Unityを使ったクライアント」の両方を用いたゲームを制作するというものでした。
環境構築から社内向けリリースまでを新卒メンバーのみで完結するという流れだったので、学べることがとても多い研修だったと感じています。
一部を紹介すると、具体的には以下のようなことを学ぶことができたと思っています。
- 与えられた仕様書に不足がある場合はどうするのか
- ゲームを作る時に実際に必要なタスクにはどういったものがあるのか
- 各チームメンバーが最も効率的に働けるような役割分担や、それを可能とする仕組みの重要性
- チームでの共同開発をする上でのコミュニケーション的な難しさ
(↓ グループワークで作成したゲームの画面。画像素材には新卒が作成したものも含まれています)
6~9月のOJT期間
6~9月の間は実際に社内の開発チームに配属されて、OJTの中で学ぶというスタイルで研修が進んでいきました。
社内のベテランエンジニアがメンターとしてついていただけるという形だったので、分からないことなどを気軽に質問相談できる状況でした。
業務をこなしながらの学びにはなるので大変ではありましたが、OJTを通して確かな成長を実感できました。
具体的には、既存のアプリケーション機能の修正や新規機能の追加などをお客さんとのやり取りを交えて行っていました。
t-yamasakiの場合はガチャ景品の置き換え対応や、フレンド機能の追加などを行ったりしていました。
10~3月のチーム配属後の様子
10~3月の間はOJT配属されたチームにそのまま正式配属され、慣れ親しんだ環境で引き続き開発業務を続けています。
チーム内で自分に割り振られたタスクをこなすことはもちろん、社内ワーキンググループ(WG)というものに参加して機能横断的な業務を行うこともありました。
また、新卒研修やOJTのほかには「新卒勉強会」というものを毎週行っていました。
この勉強会は2~3人の新卒に対し、1人のエンジニアリングマネージャーがついてハンズオンの実践形式で行われるものでした。
普段の業務ではなかなか触れにくいサーバー環境構築や、業務でメインで使われるPHPやC#以外の言語に関する講義などを進めているという形です。
技術力の高いエンジニアに張り付いて教えてもらえる時間が、業務時間内で毎週用意されているという状況なのでとてもありがたいです。
他には「新卒講義」というものが上記の他に毎週1回ほど業務時間内で行われています。
こちらは「研修」や「勉強会」のようにインタラクティブに進むものとは異なり、社内のエンジニアがZoom上で行う講義配信を視聴するという形で開催されていました。
そのほかイベント運営業務
ILではメインのチーム業務のほかに、様々なイベントにスタッフとして関わることができます。
新卒はミクランドというVRイベントや、ジュニア・プログラミング・ワールド2022にスタッフとして参加しました。
(ジュニア・プログラミング・ワールドに関しては広報ブログ記事でも紹介されています)
ミクランドでは実際にVR機器をつかってVR空間に入り、参加者の案内や写真撮影などを行いました。
普段の業務とはガラっと雰囲気が変わりますが、とても楽しいです。
各自の自己紹介と1年間の感想についてQ&A形式で紹介
上記で紹介させていただいた1年間の大まかな流れについて、札幌オフィス所属の新卒2人がそれぞれ感じたことなどをQ&A形式でまとめてみました。
t-yamasaki の場合
- 出身はどこでしょうか?
北海道札幌市です。赤幼小中高大とずっと札幌市に住んでいます。
- 学生時代の専攻について教えてください
高校は普通科で、大学は水産学部と理学部数学科でした。
専攻は代数学に関連するものでしたので、情報系の出身ではないです。
- 趣味や好きなことはありますか?
絵を描くこと、格ゲー、FPS、ぬいぐるみを集めることが好きです。
(特に「しろたん」というアザラシのぬいぐるみが好きです)
過去には競技プログラミングにハマっていた時期もありました。
学生の時は誰もいない深夜にスポーツジムで筋トレをするのも好きでした。
- これまでにIL以外でアルバイトをしたことはありますか?
高校時代に某ハンバーガーチェーンでポテトを揚げていました。
(ソフトクリームが上手く作れず、1年で辞めました)
大学時代には学校の図書館で本の整理や掃除をしてました。
- ILへはどのように応募されましたか?
ホームページの採用情報から直接応募しました。
応募時には、略歴や個人の成果物などを載せたポートフォリオも提出させていただきました。
(C++で書かれた競プロのコード、これまでに描いた絵などを載せたGitHub PagesのURLを記載しました)
- どのような理由でILへ応募されたのですか?
札幌のIT企業を探していたところ、たまたま見つけたのがインフィニットループ(IL)といった具合でした。
何か惹かれるものを感じ、採用情報を見つけたその直後にはポートフォリオを用意して、数時間後には応募していたという感じです。
- ILへ入社するにあたり決め手になったものはありますか?
地元で働けること、エンジニア集団であること、よくわからないけど楽しそうな会社だったことが決め手でした。
他にも昔からゲームが好きで、ゲーム業界に憧れがあったことも理由の一つです。
また、充実した新卒教育制度があるというのも良いなと思った点でした。
- 入社に関して他に何かありますか?
自分の場合は、内定後に1年程学生アルバイトとしてIL内の業務に携わり、翌年の4月から新卒として入社した形になります。
- 社内部活動には参加していますか?
公認部活動である「お絵描き部」に所属し、毎月楽しく絵を社内のSlack窓に投稿しています。
他には非公認部活動である「積んでる技術書を崩す部」を運営していたり、お昼休みに館内にあるインドカレー屋さんに行く「club_tajmahal」などに所属しています。
(↓ お絵描き部にこんな感じの絵を投稿していたりします。
また、広報ブログ記事でも紹介されています)
- 福利厚生や社内制度に関して使っているものはありますか?
弊社では「うまい棒が常時食べ放題」なので、リアル出社した際にはうまい棒を食べながらコーディングしたりしています。
あと、土足厳禁なので社内では上履きとしてサンダルを履いてるのですが、それすらも面倒だったりするので基本的に靴下でうろちょろしてます。
自販機の飲み物も1日2本まで無料なのでよくポチポチしてますね。
ディスプレイも複数枚支給されていて、ノートPCと併せて3枚ほど使っています。
支給される「葉っぱ」っていう可愛い遮光用設置物も机の周りに置いてたりします。
(この緑色のやつが葉っぱです)
有給も基本的に忙しくないときは1年目から自由に使えて、夏季休暇も3日ほど追加でもらえます。
自分は1年目のゴールデンウィークから有給を使って長期休暇を作ったり、理由もなく休んだりしてました。
社内では新作ゲームの発売日に有給を使って休んだりしている人もいます。
リモートワークの制度もあるので、天気が悪い日などは自宅で仕事をすることもあります。
また、フレックスタイム制度も有効に活用していて、会議や急ぎの仕事がない時には11時頃に出社することもあります。
各種資格試験の受験料の補助制度などもあり、自分は「AWS Certified Solutions Architect – Associate 認定」資格を取った際に受験料が全額支給されました。
制度というわけではないですが、基本的に技術的な学習に対して推奨される雰囲気があるので資格の勉強もしやすいです。
(気軽に質問相談できる雰囲気もあります)
チーム面談や1on1面談なども毎月行われており、業務内外の相談もしやすい環境となっています。
実際に社内の雰囲気はとても風通しの良いものだと感じています。
(福利厚生に関してはこちらでも詳しく紹介されています)
- 新卒として入社してから成長を感じる点、反省点、今後の課題などはありますか?
IT業界をほぼ未経験で入社した状態になるので、技術的に学ぶことがとても多かったです。
新卒研修の期間ではサーバーサイドで必要になる知識を体系的に学ぶことができ、ほぼ初めて触るPHPによる業務もOJTを通してそれなりにきちんとこなせるようになったのではないかと思っています。
現在はPHPを用いたアプリ機能の開発を行いつつも、リリース前のサーバー負荷試験業務なども一部担当している状況です。
そのほか、アプリケーションで使われるAWSサービスの選定とクラウドインフラの構築、社内向け技術資料の作成なども一部お手伝いしており日々成長を実感しています。
反省点については幾つかあるのですが、最も反省すべき点は社内でのコミュニケーションがうまくとれていなかったことだったなと思います。
コードレビューを依頼する際にPRのサイズが大きすぎたことや、疑問に思ったことを相談せずに自分だけで解決しようとしてしまったことは良くなかったと感じています。
コードレビューというのは、実際にチームで開発業務を行う際に、自分が書いたコードに問題がないかを他のメンバーに確認していただく作業のことですね。
開発中のコードはGitHubなどのプラットフォーム上で管理されているので、コードレビューを依頼する際にはこちらにGitを利用してコードをアップロードするという手順になります。
実際にアップロードする際にプルリクエスト(PR)という形で送信するのですが、作成した機能ごとに分割するなどしておかないとレビューする人が困惑してしまうわけです。
所謂、報連相ってやつが上手くできてなかったということです。
上記の点に加えて、技術のインプットとそれに伴うアウトプットを増やしていくことも今後の課題だと思っています。
学んだことを共有することでチームや会社全体に貢献すること、自身の技術的成長を促進することが重要だというわけです。
更にその先の課題としては、勉強会などの形で周りを巻き込んでのインプット・アウトプットもできたらいいなと密かに思っています。
33kingusp の場合
- 出身はどこでしょうか?
北海道釧路市出身です。
就職を機に札幌市に引っ越しました。
- 学生時代の専攻について教えてください
電子情報システム工学専攻卒です。
主に情報工学について学んでいました。
- 趣味や好きなことはありますか?
絵を書いたり音楽を作ったりなど、創作系の事が好きです。
あと、コミック百合姫を愛読しています。
- これまでにIL以外でアルバイトをしたことはありますか?
新聞配達と高専図書館でアルバイトしていました。
また、古本屋のカードコーナーでアルバイトしていたこともあります。
- ILへはどのように応募されましたか?
以前から交流のあったIL社員の方にご紹介いただき、応募しました。
いままで参加したゲームジャムの成果物や、学校の課題で制作した成果物などをまとめた資料をポートフォリオとして提出しました。
- どのような理由でILへ応募されたのですか?
ある程度都会の方に住みたかったため札幌の企業を探していたこと。
また、インターンシップに参加した際に会社の雰囲気やスタイルが自分にあっていると思ったことが理由で応募しました。
- ILへ入社するにあたり決め手になったものはありますか?
以前より、自分がお世話になった企業に就職したいと考えていました。
ILは、Unity道場やGGJ、インターンシップなど学生時代に大変お世話になったため、その恩返しをしたいと思っていたことが決め手でした。
(GGJに関しては広報ブログ記事でも紹介されています)
- 社内部活動には参加していますか?
ボドゲ部に所属しています。
主に金曜日の終業後にオフィスでボードゲームをしています。
(ボドゲ部に関しては広報ブログ記事でも紹介されています)
- 福利厚生や社内制度に関して使っているものはありますか?
入社直後からうまい棒食べ放題を愛用しています。
最近はマッサージチェアもよく使っています。
- 新卒として入社してから成長を感じる点、反省点、今後の課題などはありますか?
私はPHPがほぼ未経験の状態で入社しましたが、今ではタスクを着々とこなせるレベルまで書けるようになりました。
また、新卒研修やOJTを通して同期や先輩方と関わっていく中で、自分の未熟さを深く知ることができました。
反省しなければならないことは、学生の頃から時間に対してルーズなことや、物忘れが多いことが治りきっていないことです。
最近はGoogleカレンダーなどを活用し、予定の見落としを無くすように努めています。
今後の課題・目標は、来年度の新卒社員の皆さんに好かれるような人間になることです。
新卒研修やOJT、部活動などで積極的に関わっていきたいと思います。
(33kingusp の業務デスクの画像)
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