どうも｡昨年9月頃から東方Projectの原作STGにのめり込んでいる､東方Project部員のi-umekiと申します｡ひょんなことから｢天空璋｣を遊んでみたらあまりの面白さに異様にハマってしまい､元の世界に戻ってこれなくなりました｡
私は東方ProjectのSTGをほとんどプレイしたことがなく､入門者として東方部に参加したわけですが､STG経験ほぼゼロからのスタートでもやり続けていたらNormal難易度を楽しく遊べる程度にはなれました｡
せっかくなので新規ユーザーとしての立場を活かし､自分と同様にこれから東方ProjectのSTGを始めてみたい人向けに｢この作品から始めると入りやすいですよ｣という作品を紹介したいと思います｡
｢東方Project｣って何?という方は当部活発足の記事を読んでいただけばご理解いただけると思います｡
前提となる話
この記事で話すことは全てNormal難易度を前提としています｡単にクリアと言っていたらNormal難易度をNC(ノーコンティニュー)でクリアするということを意味しています｡
以上のことを踏まえて読んでいただけると幸いです｡
入門におすすめの作品
｢これから東方Projectの原作STGを遊んでみたい｣と少しでも考えている人向けに､三段階のおすすめ度に分けて紹介しようと思います｡星が多いほどクリアしやすいと感じた作品です｡どのような面がクリアしやすさに結びついているかも合わせて説明しています｡
しかしクリアしやすいとは言っても東方Project自体が難易度の高いゲームなので､クリアするには相応の練習は必要になります｡なのであまり急がずゆったりと構えて攻略していくことをおすすめします｡
★★★(シンプルなシステムで遊びやすい)
妖々夢
条件を満たすと発動する固有システム｢森羅結界｣で被弾を無効にしたり敵弾を消したり､多めのエクステンドで残機をどんどん増やし､力技で弾幕を乗り切る作品です｡初期のボム数が多い機体を使用すると残機ごとに支給されるボム数が増えるのでかなり有利に進められます｡
弾幕自体は結構難しいので弾を回避しないといけない状況を限界まで回避するのが大事です｡これは全ての作品に言えることですが｡
永夜抄
残機とボムを増やす回数が多いため､難所でボムを使い､ボムがなくなったら被弾してボムを回復してまたボムを使い切り…という戦法で最後まで乗り切ろうという作品です｡直接弾幕をなんとかするシステムはありませんが､潤沢なリソースで敵を制圧するシンプルな戦術は圧巻です｡
とにかくボムを使い切ることが大事です｡残したまま被弾して没収されたボムは何の意味も持たない無駄リソースになってしまいます｡リソースはきちんと使い切りましょう｡
風神録
ボムのストックの代わりにパワーを消費して霊撃(ボム)を撃つタイプの作品です｡パワーを消費したら火力は下がりますが､パワーを回復する機会は多いためやたらとボムを撃つことができます｡パワーアップアイテムが実質ボムの欠片であると考えると､どれだけボムが支給されてるんだ…と戸惑うばかりです｡
とにかく霊撃を使うことを躊躇わなければクリアに一番近い作品かもしれません｡逆に霊撃を出し渋ると難度の高い弾幕と勝負をすることになります｡
クリア重視のプレイでは潔さが大事です｡真っ向勝負を全力で避ける潔さがクリアへの近道です｡
★★(固有システムを使いこなせば攻略しやすい)
天空璋
固有システムの｢季節開放｣という第二のボムみたいな機能を活用して､難関となる弾幕を消滅させたり､敵に大ダメージを与えながら有利に進めていく作品です｡例によって弾幕自体は簡単ではないですが､クリアだけを目的にするなら強力な固有システム(とボム)をどんどん使って｢弾幕を回避すること｣を回避していくことで難易度を大きく下げることができます｡これは鬼形獣や虹龍洞といった本作品以降の作品で顕著になっていきます｡
鬼形獣
鬼形獣では特殊なアイテムを獲得することで発動する｢ロアリング｣という強化モードを駆使して有利な展開を作り上げていきます｡ロアリング中は被弾を無効化してくれたり､自機の攻撃を強化したり敵弾を消すバリアを展開したりできます｡積極的にロアリングを発動することで被弾のリスクを下げたり､強力な攻撃で敵を素早く倒して安全を確保することができます｡
クリア重視なら弾幕をかき消すカワウソバリアを強化できる機体で遊ぶとやりやすくなります｡この機体はボムの威力･持続時間･個数まで増強されるという欲張りな性能を誇ります(強すぎ!)｡
防御は最大の攻撃｡とことん生存力を高めることで最後まで乗り切ります｡
虹龍洞
強力無比な｢アビリティカード｣を操り､弾幕を無効化したり速攻で敵を撃破することで有利な盤面を作り上げる作品です｡他の作品ではできないような特異で特殊な能力を行使できることが魅力の作品です｡
周回プレイを重ねて強力なカードを集めておけばクリアに手が届きやすくなるという､自然と繰り返し遊べる仕組みも売りの一つです｡
既に何度か述べている通り､固有システムを駆使して弾幕回避が必要な状況を発生させないことが大事です｡シリーズを通して弾を回避するのは最終手段と考えるほうが無難です(｢弾幕｣STGとは…?)｡ボムを使い切りカードもクールタイムに入っている｡そのような正真正銘自力でなんとかするしかなくなった時に初めて回避を頑張ればよいのです｡
★(難易度低めとされているが少し難しいかも?)
神霊廟
弾幕自体の難易度が他より緩めで､加えて｢トランス｣という強力な攻撃モードが存在するということで難易度は低めの作品に類するとは思うのですが､残機やボムを増やす機会が抑えられているという点で､入門としては辛いところがあるかもしれません｡
自力で弾幕を回避していくことがある程度できれば易しめの作品と言えると思います｡なんでもかんでも弾幕を否定していくよりは弾幕回避を自力で頑張ってみたい､そんな人は手にとって遊んでみてください｡
番外編(※危険物｡ネタ枠です)
紺珠伝
被弾するとチャプターの最初からやり直しというチャプター制と､｢完全無欠モード｣という無限リトライシステムを採用した作品です｡
無限リトライを前提としているため､弾幕の難易度が凄まじく高いことが特徴ですが､このゲームはSTGではなく｢STGの形態をとった超高難度リトライゲー｣(アイワナみたいなやつ)であると認識すると､ある意味クリアしやすい作品と言えます｡
チャプター制で無限リトライ可能ということは､根気が続く限りは確実に前進し続けることが可能であり､眼前の課題にのみ集中している｢だけ｣で全クリできてしまうのです｡
ですので折れない心を持っている人､アイワナみたいなジャンルのゲームに耐性がある人には割とおすすめです｡
普通のSTGを期待するととんでもなくヒドい目に合うので取り扱いには十分に注意してください｡
おわりに
いかがでしたか?色々紹介してきましたが､｢このシステムなら気が合いそう｣という作品があれば是非とも手にとって遊んでみてください｡
もちろん前述の通り東方Projectというシリーズ自体が難易度高めということで､NormalをNCでクリアするだけでも苦難の道のりになることが多いと思います｡そのような場合はEasyで遊ぶのもおすすめです｡東方Projectは難しいけれど楽しいゲームです｡そんな楽しい世界に出会える人が一人でも増えることを願っています｡
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