みなさんこんにちは、インフラ担当 nobuh です。
8月22日(月)〜26日(金)の5日間という短い間でしたが、さくらインターネット様と弊社の合同でのインターンイベント「メタバースチャレンジ2022」が盛況の中無事終了いたました!
出身も在学先も専門も異なる学生3名でチームを結成し、アイデアや努力を競い合った5日間は、メンターとしてサポートに携わっていた両社のスタッフ全員にとっても素晴らしい体験となりました。参加学生のみなさまありがとうございました。
ここで参加チームの発表を紹介しますので、インターンの熱気の一部でもお伝え出来ればと思います!
メタバースチャレンジ 2022 とは
まず最初にこの記事ではじめて「メタバースチャレンジ2022」というものを知ったという方向けに、簡単にどのようなインターンだったかを紹介いたします。
「メタバースチャレンジ2022」はさくらのクラウドでサーバーを立ち上げ、サーバーで Mozilla 社のオープンソースの Mozilla Hubs を稼働させ、その上でメタバースを使ったサービスを構築したりそのアイデアを競うという、コンテスト形式での全編オンラインでのインターンです。
1チームは3名で、以下の3種のそれぞれ専門の違う学生の方々でチームを結成して頂きました。
- プランナー
- クリエーター
- インフラエンジニア
団体参加の1チームを除きほぼすべて個人参加の方々ですので、運営スタッフにてチーム分けを行いました。また、初めて会うメンバーでのチームなので事前にチーム別にアイスブレイクやチームビルディングを行う機会を設け、チームメンバーでのコミュニケーションを活発に取って頂ける様にメンター陣としても心がけました。
結果としてそれぞれのチームでとても活発に活動して頂き、貴重な体験につながることが出来たと思います!
より詳しい説明はこちらの Mozilla Hubs にチャレンジしよう! さくらxIL合同インターン「メタバースチャレンジ2022」をご参照ください
各チームの発表ツアー
インターン最終日 8月26日(金)に各チーム15分、全9チームでのオンライン審査会を行いました。さくらインターネットの田中社長や弊社松井社長、両社の役員、メンター陣、他にも多くの社員が見守る中の発表でしたが、各チームの発表担当者は堂々とした発表で、内容も面白く、あっという間の3時間の発表でした!以下簡単にですが内容をご紹介したいと思います。
観客同士も交流できる e スポーツ場
VR の仮想空間内で e スポーツの対戦を行うというアイデアです! プレイヤーの操作の配信だけを見る従来とは異なり、観客自体もアバターを使って観客同士の交流も可能というのが特色となっています!
子供向け仮想テーマパーク
現実の世界は新型コロナの流行など、外出が困難になる状況もあります。そんなときに小さい子供がオンラインで遊べる仮想のテーマパークを提供するというものです。子供同士の交流も出来ますし、HMD 不要なブラウザ向けである Mozilla Hubs の強みを低年齢な子供向けで活かしたアイデアとなっています!
VR 懺悔室
自分の失敗を VR 上でみんなに告白するというアイデアで、互いに交代して観客になり、ハートなど可愛いリアクションで反応するなど、随所にエンターテイメントとして楽しめる工夫が凝らされた設定になっていました。構造物内をめぐりながら、そこにスライドがあって発表時のストーリーともなっている発表手法も面白く、こちらのチームには弊社から「インフィニットループ賞」が贈られました!
メタバース世界旅行
いろんな部屋(ワールド)を立て、その部屋を移動できるという Mozilla Hubs の機能を使いこなして、クイズ形式の立体迷路、宇宙、観光名所の3つの世界を制作してくれました。中でも立体迷路は答えを知っている製作者でも、一度入ると出るまで時間がかかってしまうという力作でした!
箱庭療法VR
コンピューター上での箱庭療法ソフトウェアというアイデアは既存にもありましたが、こちらのアイデアはそれを推し進めて、VR 内で手にとって箱庭を作り、さらに、どら○モンのライトのような道具を使って自分自身を縮小して、自分の作った箱庭の中に入れるものでした。自分の作った箱庭に自分で入れるという所が今までに無いアイデアで、さくらインターネット様から「さくらインターネット賞」が贈られました!
ビブリオベース(VR図書館)
VR 内に図書館を再現するというアイデアですが、そこに VR の特色を活かして、VR 内に自分で本を作って、一緒に置いて個人の情報も整理するという構想です。本好きな方ならではの発想ですね!
メタバースであそぼ!(VRすごろく)
3D のすごろくが VR 空間内に再現されています。Mozilla Hubs の限られた機能の中でサイコロを振るというアクションが見事に再現されています。色使いや空間建築がとても VR 空間っぽいものに仕上がっているのも特徴です!
お家でできるメタバースグランピング
チルい空間(癒しの空間)をテーマに、夜空のキャンプ場で友人と談笑しながら焚き火を囲み、YouTube のシアタースクリーンを鑑賞する、そんなイメージが再現された雰囲気のある空間です! 特色として PC ブラウザだけではなくスマホのブラウザにも対応したデザインになっていました。
知らない職業を体験できるメタバース
メタバースの可能性として、知らない職業を体験出来るというところにフォーカスして、農家と打検士(缶詰などを叩いてその音の響きによって問題が無いか検査する仕事)の2つの空間を紹介しています。打検士の部屋では、缶を叩くと音がなり、その音の違いを聞き分けて選別するというゲーミフィケーションなものになっていました!
まとめ
以上駆け足でしたが、参加して頂いた学生の方の発表はすべて面白く、すばらしい力作揃いでした!
完成しているサービス風景からは見えて来ませんが、複雑な Mozilla Hubs のサーバーのプロセスを監視したり、自動起動を可能にするなど、インフラ運用面の完成度を高めたチームなど、見えないところでも様々な取り組みが見られました。
表彰式後は、そのままオンライン懇親会を開催し、歓談しつつ会の締めくくりとさせて頂きました!
今回「メタバースチャレンジ」は初開催の試みでしたが、主催側としても沢山の学びがあるインターンでした。来年も継続して、学生の皆様にも開催する両社社員とっても、新しい経験を得られるようなイベントとして今後も「メタバースチャレンジ」のインターンを開催して行けたらと思っています。ご参加頂いたみなさん、ありがとうございました!!
また弊社インフィニットループでは「メタバースチャレンジ」の他にもインターンを開催しております
先出し情報となりますが今年は12月にもより簡易なサーバーサイドプログラミングを題材としたインターンを予定しています!この夏のインターンを見逃してしまった方、続報をお待ちください!
このように今後の開催予定もありますので、学生の皆様のご参加お待ちしております!