インフィニットループ 広報ブログ

2018年03月05日 (月)

著者 : s-sawada

企業メンターとして学生さんのゲーム作りを半年間見守りました。

さわだ@仙台です。こんにちは。
地域の産業振興のためには若い層の育成が欠かせません。インフィニットループ仙台支社では、GLSの企業メンターとして、2017年8月より2018年2月まで、学生さんのゲーム制作のフォローアップを行いました。
GLSとは、仙台圏におけるゲーム・ICT産業の振興を目指す取り組みで、年に一度「DA・TE・APPS!」と題したコンテストを開催しています。このコンテストにはゲーム部門があり、その中の「for Education部門」にて弊社は活動しました。なお、イベント当日は弊社松井も登壇の機会を頂戴いたしました。


この「for Education部門」は、公式サイトにて以下のように説明されています。

仙台市内のゲームを学ぶ専門学校から選抜された7チームが、地元仙台のゲーム企業の徹底指導により、半年間かけて120円のスマホゲームを開発!面白いかよりも売れるかどうかを重視した部門。ダウンロード数で競います!

上記の通り、

  • 企業メンターが半年間指導を行う(実際は月に一度のミーティング+オンライン)
  • 作成したゲームを Google Play / App Store にて有料で配信する(1本120円)
  • 販売数で勝敗を決する

という内容で、実際のビジネスを意識した部門となっています。指導の様子は、公式のブログ記事をご参照ください。
今回のコンテストにおいて最優秀賞を受賞したタイトルは「東北きりたん」を強く推したタイトルでした。(※東北きりたん:地域応援キャラクター東北ずん子三姉妹の末っ子)

きりたんに着目し、ブレずに徹頭徹尾きりたんにこだわった点が、最多ダウンロードに繋がったひとつの要因ではないかと思います。ゲームが面白いことはもちろん重要ですが、話題性やキャッチーさといった要素まで含めて現実である、という特性が強く出たイベントとなったかと思います。
ところで、今年の”for Education部門”では、企業メンターとして複数の企業が参加していたこともあり、「主担当」という形でサポートするチームを各社で分担しました(もちろん各社の得意分野などがありますので、必要に応じて担当は意識せずフォローアップを行います)。弊社は今回惜しくも2位となったチームを担当させていただきましたが、ゲームを販売するためにIT系勉強会に宣伝に行く、ビラを配る、アップデートでコラボ企画を実施する、など、彼らはよくがんばったのではないか、と思います。この経験を今後に生かしてもらえれば幸いです。

このように、”for Education 部門”を通して半年間学生さんと関与させて頂きましたが、コンテスト終了後の学生さんは半年前とは見違えるような著しい成長を遂げました。実際にモノを作った、という経験は何よりの財産となるのではないでしょうか。企画から実装、販売まで一通り行った今見えている景色は、半年前のそれとは比べ物にならないほど地に足のついた景色のはずです。皆さんの次回作に期待しています。

最後に、GLSに関わったすべての皆様、特に全体を強力に牽引されたNTT docomoの篠原さん、for Education部門を運営された株式会社ピコラの金子さんにお礼を申し上げます。参加機会を頂きありがとうございました。
インフィニットループ仙台支社では、技術で地元に貢献したいエンジニアの皆様をお待ちしています!