インフィニットループ 広報ブログ

2019年06月19日 (水)

著者 : d-gunji

副社長のおのが Virtual Cast を使用して北海道科学大学で特別講義を行いました!

こんにちは、学生アルバイトのぐんじーです。
副社長のおのが6/5(水)に北海道科学大学で情報工学科1年生30~40名を対象に出張講義を行いました。


私は今回VRデモのセットアップお手伝いとして付き添いました。
この講義は「Web開発・スマホゲーム開発 そしてVR開発へ」というタイトルで
以下が主な内容となります。

  • Webサービス・アプリ・スマホゲームの仕組み
  •  クリエイターとして働くということ
  • VR開発と可能性

前半は「Webサービス・アプリ・スマホゲームの仕組み」「クリエイターとして働くということ」
について発表しました。
この記事では私から見た発表の様子について、全体の流れも含めて書いていきたいと思います。

まずは土壌の確認

「Webサービス・アプリ・スマホゲームの仕組み」を知る前に、現環境はどのようになっているかを
インターネットの普及率からスマホの普及率そしてスマホゲームの普及率を筋道立ててお話していました。

Webモノの仕組み

ここではWebサービスの構成要素を Client、 Internet、 Server の大きく3つに分解して説明をしていきます。
それぞれに対応したアプリケーションやサービスについてまずお話ししました。

次に Client と Server で動く言語、フレームワークの例を挙げながらの説明となりました。

ここからは「クリエイターとして働くということ」を掘り下げていきます。

クリエイターとは

おのさんはクリエイターとは何をする人かを「創造的な仕事をしている人 ・イメージを具現化する人」と定義していました。
この講義の対象は情報工学科1年生向け、ということもあり
今回はゲーム制作におけるクリエイターである「プログラマーについて」お話していくことになります。

プログラマーとは

まずは仕事内容から説明していきます。
おのさんは「実装する・プログラミングする」と定義していました。
これは、お客様やプランナーから依頼された仕様を、という意味です。
Web開発、ゲーム開発についてがメインの話ですが、ゲームプログラマー以外のカテゴリとして
組み込み系プログラマー、汎用系プログラマー などが挙げられていました。
また、少し掘り下げてWeb・アプリ側で関心や需要の高い領域について例を挙げながら説明を進めていきます。
次はよく取り上げられるあの問題についてです。

業界的問題・懸念

主にこの発表では3つの問題が挙げられていました。

  • 35歳定年説(〇〇歳の壁)
  • IT人材不足2020年問題
  • IT人材不足2030年問題

現在私は21歳ですが、10年ほど前に親にプログラマーになりたいと伝えたところ
35歳定年説について言われたことを思い出しました。
しかし、この問題は傾向・風潮の話であり業界の速度や変遷に
自分自身のステータスアップデートが追い付かなくなる懸念からこう言われていたそうです。
ILにも35歳を過ぎている人はいますが、プログラマーとして日々戦っているのであくまでも懸念にすぎないのだと感じました。
2020年問題、2030年問題についてはニュースなどでも取り上げられて知っている人は多いと思いますので、ここでは割愛します。
詳しくはスライドで引用されていた経済産業省の資料をご覧ください。
どう向き合っていくか、という話の前座でもあるため、真剣に聴講している生徒もかなり多く感じました。
では、この3つの問題に対してどのようにしていけばよいのか、という話へと続きます。

プログラマーに必要なこと

一般的なイメージですと、プログラマーといえばスキルこそがすべてといった職人気質な方が多いように感じられますが
実際はそんなことはありません。
むしろ求められるスキルの比重は5割程度で、あとはキャリア・経験によってさまざまです。
また、会社員なのかフリーランスなのかといった、所属による必要なスキルが変わってきます。
さらに掘り下げれば、会社規模や事業種別、開発段階によっては求められるものがさらに変化していきます。
では何が必要なのか?というお話へと進みます。

プログラミング以外に必要なこと

主に必要とされるものを3つあげての説明となりました。以下3点です。

  • 開発手法の理解
  • 会話・コミュニケーションの維持
  • モチベーション制御

まず、「開発手法の理解」についてはプロジェクト管理、チーム管理、システム設計の3つでした。
プロジェクト管理ではかの有名なウォーターフォールモデルが例に挙げられていました。
余談ですが、メテオフォール型開発というジョークも存在します。
「会話・コミュニケーションの維持」ではチームで戦うにはどうすればよいか、といった点や
感謝と強調性が求められる、といったお話でした。
印象に残っていたのはおのさんの「とある人事の人がリーダブルコードを読んだことのない人は全員落とした」
という一言で会場が一瞬ざわついたことです。
「モチベーション制御」ではおのさんが主に行っている、メンタリングについてのお話でした。
このお話では最後に評価するということを、スタッフの評価と技術の評価という2点について触れていました。
 
以上で前半は終了となります。おおよそ40分弱の講義で、3分間の休憩をはさみ、VR開発についてへと続きます。

VR開発と可能性

後半は Virtual Cast を使用し、「VR開発と可能性」のついての発表でした。
実際に作成された VCI を使用したり Virtual Cast の凸機能を使ったデモを行い
VR開発の可能性を感じさせられるものとなりました。
凸機能を使ったデモでは、実際に知らないスタジオにおのさんが入る形となりました。
偶然、日本語の非常に上手な韓国人の方が配信しているスタジオに入り、会場は驚きと笑いに包まれていました。
また、教室の外からデモを眺める生徒も数名おり、面白いデモになっていたと思います。

 

講演を終えて

生徒の反応は様々でしたが、通して真剣に聞いている方が非常に多かったと思います。
準備が終わってからは学生さんと一緒におのさんの講演を聞いていたのですが、とてもわかりやすく
すぐに入り込んでしまいました。おのさんの講演を聴くのは初めてだったのですが
手伝いついでに自分自身の学びにもなり、大変良い機会となりました。
余談ですが6/3(月)に講演のお手伝いを頼まれたのですが、その時点から
北海道科学大学と公立千歳科学技術大学を間違えてしまい当日は南千歳まで行ってから手稲に向かいました。
みなさんも気を付けてください。

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